カラー(オランダカイウ)

白色種は「ナイルの白百合」という名前を持ち、すらりとしたフォルムが美しいです。花のように見えるのは、サトイモ科特有の「仏炎苞」という部分です。花はその中心にあります。
かなり沢山の花色のものが流通しています。 カラーと言う名前はColorではなく、以前の分類種の「Calla」に属していた名残です。
 
日なた
普通
生育期間中は良く日に当ててしっかりと生育させます。
軟腐病、疫病
4月, 5月
分球
強い
 休眠期中は、球根が腐りやすいので凍らない場所で保存。
強い
  
傷んだ花や終わった花は早めに切り取ります。

一般的にカラーと呼ばれるものは、大きく2系統に分かれます。根っこの形でわかります。
 丸いもの・・・・主に花色が白い種類=湿地性
 細長いもの・・・主に花色が黄色や桃色の品種=畑地性

●湿地性(大型80~100cm)
 保水性の良い土壌に植えます。水辺の側や湿地、鉢植えの場合は鉢皿に水を入れ腰水につけて管理すると良いでしょう。植付け時に緩効性の元肥を入れておく。やや半日陰ぐらいでも、開花します。花後は切り取っておきます。鉢土が凍らない状態で越冬できれば、2年ほどは植替えの必要はありません。

●畑地性(30~50cm・鉢花はこのタイプが多い)
 日当たりと水はけの良い土壌を好む。上記種と違い、過湿を嫌いますので湿地性のものと、同じ鉢に植えないようにします。花後は切り取ります。夏後、地上部は枯れてきます。10~11月ごろに、球根を掘り上げ、乾燥させて来春の植付け時まで保存します。

 
Zantedeschia spp
サトイモ科
カラー属
南アフリカ
球根
白, 赤, ピンク, オレンジ, 黄, 緑, 黒, 複数色
 
2月, 3月, 5月, 6月, 7月
球根2月~3月、開花株5月~7月
5月, 6月, 7月
開花時期

プロトリーフの土の場合
花と野菜の有機培養土、球根の土

一般的な土の場合

一般的な土の場合
A=赤玉土・小粒:7 腐葉土:3
B=赤玉土・中粒:7 腐葉土:3
C=赤玉土・小粒:4 腐葉土:3 鹿沼土・小粒:3
D=赤玉土・小粒:4 鹿沼土・小粒:3 軽石・小粒:3