イワナンテン(岩南天)

葉の姿が、ナンテンに似ていて岩の間(崖)から下がるようにして生えていたのでこの名前がつきました。
Leucothoe keiskei は日本原産のもので、株立ち状に枝を伸ばします。ポピュラーなのは、西洋種=アメリカ原産の Leucothoe fontanesianaで、この中でも斑入り種の「レインボー」(L.fontanesiana cv.'Rainbow')が庭植えだけでなく、観葉植物としても流通しています。庭植えとして北米原産の
Leucothoe axillaris 'Tricolor'なども良く利用されます。いずれも初夏~夏にスズランのような可愛らしい白花が房咲きになります。西洋種は葉色が秋に色変化し株全体のグラデーションが美しくなります。また若葉の色も楽しめます。
 
半日陰
普通
春と秋に緩効性の置肥を与えて株を充実させます。
アブラムシ
2月, 3月, 10月, 11月
挿し木、株分け
普通
  
普通
  
明るいに越したことはないが、直射日光でも良く生育します。

基本的には、葉を観賞する植物なので剪定はいつでも大丈夫です。強健で特に場所を選びませんが、夏の強光を避けられる場所へ。半日陰でも良く生育します。乾燥にも強く、ロックガーデンや屋上緑化の材料としても最適です。耐寒温度は-15℃前後、それ以下になる地域は、鉢植えで楽しみ極寒期には無加温室程度で越冬を。

 
Leucothoe spp.
ツツジ科
イワナンテン属
アジア、南北アメリカ
低木, 常緑樹
 
1月, 2月, 3月, 4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月, 11月, 12月
苗・成株
1月, 2月, 3月, 4月, 5月, 6月, 7月, 8月, 9月, 10月, 11月, 12月
観賞時期(葉)1年中、開花時期4月~5月

プロトリーフの土の場合
果樹・花木の土
一般的な土の場合

一般的な土の場合
A=赤玉土・小粒:7 腐葉土:3
B=赤玉土・中粒:7 腐葉土:3
C=赤玉土・小粒:4 腐葉土:3 鹿沼土・小粒:3
D=赤玉土・小粒:4 鹿沼土・小粒:3 軽石・小粒:3